結婚しても自分は自分だ、と思っている人。そんなことはありません。人は変わります。
今日はそんな記事です。
結婚しました。
さて、明けましておめでとうございます。気づけば前回の投稿からもう3ヶ月近くが経過してしまっていました。いや、気づけばというよりは、完全に自覚していました。ずっと投稿していないことが気がかりでした。しかし、私自身の生活が大きく変化することがありまして、それでここにずっと投稿する余裕がなかったというのが実態です。
その変化とは、ずばり結婚です。
昨年今のパートナーと出会い、婚約し、一年も経たないうちに私は結婚しました。周囲からは早いと驚かれたのですが、私はあまりそうは思いませんでした。というか、今のパートナーと出会った時から、運命に近いものをずっと感じていました。
さて、そんな私の惚気話はどうでも良い。年齢的にも結婚を前提としたお付き合いに近い状態でしたので、今のパートナーと出会ってから実際どうだったのか？ 私は次の3つが印象的でした。
- 時間の優先度が大きく変わる
- 幸せの優先度が大きく変わる
- 自分が自分であると言い切れない
時間の優先度が大きく変わる
まず、時間の優先度が大きく変わりました。
当たり前といえば当たり前なのですが、時間の使い方が一人の時と大きく変わりました。一人のときは色々なことがやりたい放題だったのですが、流石にそれが制限されるというか、一人の時とは変わりました。
別に見栄を張っているわけではなく、自然と相手のために時間を使おうとする気持ちになるという感じです。自分のために本を読んだり、ゲームをやったり、トレーニングをしたりという時間が、減りました。
その代わりに家事をやる時間が増えたというか……いや、私は元々家事をやっていたので、そこは大きく変わっていないですね。自分以外の他人と話すことが増えた、というのが正しい表現でしょう。
これが人によってとても大きく影響するところだろうと思います。それはこの次の項目で。
幸せの優先度が大きく変わる
元々私は結婚願望を持っていたので、異性と一緒に過ごす時間を苦としていませんでした。しかし、その優先度が高かったかというと、決してそんなことはありません。
やはり私も美味しいものを食べ、欲しいものを買い、やりたいゲームや娯楽を楽しむ日々でした。寝たい時に寝て、食いたい時に食う。一人というのは束縛がない分、果てしなく気楽なものです。
しかし、結婚してパートナーと一緒にいると、その優先順位が大きく変わったことを感じます。自分一人だけで楽しむことの優先度が大きく下がりました。数年経てばどうなるかわかりませんが、少なくとも現時点では一人だけで楽しむゲームとか読書とかの時間は大幅に減ったと感じます。
このブログにしてもそう、一人だけで行う作業は純粋に優先度が下がりました。やっぱり、パートナーと一緒に暮らす楽しさの方が圧倒的に上回ってくるのですよね、一人でやる作業より。
ここら辺は、小学生の時にゲームを友達と一緒にやっていた感じに近いものがあります。中学生くらいまでは、友達と一緒に遊ぶのが楽しかったのですが、そういう機会が減って、中学生くらいから一人で遊ぶゲームをよくやるようになった感じ。
それがまた逆になった感じですね。一人より二人で何かをやることを優先するようになっただけのこと。やっぱり周囲の環境によってとてもよく変わるのだと思います。
その結果が次の項目です。
自分が自分であると言い切れない
「どこへ行っても、俺は俺さ」というセリフがフィクションではよく出てくると思います。でも、今の私なら「それは違うよ」と言ってしまいそうです。
自分は周囲の環境によって簡単に変わるものです。もちろん、結婚という大きなインパクトのある出来事だからそう感じる部分もあります。
しかし、以前から自覚しつつあったのは、日々を過ごしているだけでも自分という人間は少しずつ変わっていくな、ということです。単純に歳をとりますし、いろいろな出来事があって、それらが自分を形作っていく。食物が自身を少しずつ自分の血肉へと変わり、やがて自分は内側から新しいものになっていく。
テセウスの船という例えがありますが、まさにそうなのだと思います。自分という意識だけは連続していますが、もう今の自分は以前の自分と同じ判断や思想を持っていないはずです。今は浅いところから、やがて深いところまで変わっていってしまうのでしょう。
それが寂しいことだと思うのか、ワクワクすることだと思うのか。私はどちらかというと、後者が強い人間です。だって、同じことばかりやっていてもつまらないですから。
そういう価値観は、以前とあんまり変わっていないかも。
自身が変わっていくよ、否応なく。
私の例はあくまで一例で、皆さんに結婚を勧めているわけではありません。結婚すると、上記の通り自身の優先度が大きく変わります。一人で好き勝手はもうできません。それが耐えられない人には、結婚は決してお勧めできない。
結婚そのものというより、自身が変わっていくよ、否応なく、ということを感じた日々でした。
そして今年が始まります。更新頻度は下がるかもしれませんが、今年も一年どうぞよろしくお願いいたします。
