『月曜日のたわわ』騒動、あるいは類似の騒動について思うこと。

だいたい、このブログで毎週何かしらの作品の感想を投げているのですが、今週は特に読み終わったものもありません。なので、先週に続いて徒然……というわりに、最初から炎上しそうなタイトルです。

最近、Twitter界隈で『月曜日のたわわ』という作品の新聞広告が燃え上がりました。まあ、あと二週間もすれば何の結論もなく終息するでしょう。いつものパターンです。

でも、先日、お酒を飲んでいたせいもあって、この騒動に私もつい口をはさんでしまいました。

正直、絡むと面倒になりそうなことに意見を出さないようにしていたので、振り返ると我ながら軽率だったな……と思います。今のところ、このツイートはシカトされているので、結果オーライなんでしょう。といいながら、改めてこの記事に掲載しているので、これまた軽率なのかもしれません。

しかし、このような騒動に対する私のポジションを一度整理するという意味で、今回きちんと書いてみようと思った次第です。

フェミニズムという、全体のふわっとした思想自体は、私は悪くないと思いますし、ある程度賛同しています。男と女、やはり生物学的な特徴はありますので、力仕事は男でこまごました仕事は女、という歴史的な経緯があること自体はある程度やむを得なかったと思います。

しかし、道具が進化する過程で、そうした生物学的な特徴を埋めることができるようになり、男と女という二つだけで区切る必要がなくなった現状を踏まえると、いまだに女性が蔑まれている場面があることは問題だと思います。また、いうことを聞かせるために力で女性をねじ伏せるのは、はっきり言って犯罪です。(力が弱そうな男性を叩きのめすのも当然犯罪です。)そういう蔑視や不当な暴力をなくし、同じ人間として対等な権利があるべきです。

ただ、Twitterで時々見るフェミニズムの発言は、私の賛同する思想とは別物だな……と思います。Twitterで騒がれがちなのは「○○の掲載によって性的搾取している! 掲載を取りやめるべきだ!」的なものでしょう。そして、そこに対して「○○は■■より性的ではない!」みたいな話が出てきて、あれこれ枝葉が分かれてしまい、結局収拾つかないうちに忘れられていくという。

私は正直この議論自体、あまりに不毛な感じがします。私は確かに上で書いたように「女性が蔑まれている場面があることは問題」と書きました。だから、それを解消すべく活動をすることはいいことだと思います。でも、Twitterで「アニメ絵のどうこう」を騒いで「だからなんだ?」という気がするんです。

現実には、本当に搾取というべき事象があります。一時大きな話題になっていた「女子高生リフレ」もそうですし、今でも繁華街の一角でそういうものを見かけることもあります。そういうレポ本を読んだこともあるのですが、悪い大人に一種の洗脳をされて、そういう世界に引っ張られた子もいるようです。(某トラックのせいで)水商売に高額で稼げるイメージもあるかもしれませんが、ひどいケースでは、どう考えてもマックのバイトの方が稼げる場合もあります。しかし、そうしないのは、そういう選択肢を悪い大人が奪ってしまうからなんですよね。

確かに世の中にはアニメ絵が多くなったなと私も思います。しかし、それを叩いたって、つらい思いをしている女子高生たちをすぐに救えるわけではないです……まあ、効果ゼロとは言い切れませんが、それよりもっと効果的に、現実の性的搾取を解消できる方法もあるでしょう?

Twitterの力を使うなら、そういうひどい店を炎上させてもいいかもしれません。あるいは、そういう状態に追い込まれている子に、搾取されずにお金を稼げる手段の情報を提供してもいいかもしれません。Twitterでもっと炎上すべきなのは、そういうひどい現実の方だと思うのですが、違うんですかね。

そんなことを思うので、Twitterで騒がれるタイプのフェミニズムというやつにはあまり関わらないようにしている、というのが現在の私のポジションです。

まあ、Twitterは目立つ発言が拡散される仕組み上、良い意味でも悪い意味でも目立つ発言が目に入りやすくなってしまうので、ごく一部の発言がやたら影響力があるように錯覚しがち。私が不毛だなと思うものは全体の割合からすれば本当に小さいのかもしれません。そのあたりは注意が必要だと自分にも言い聞かせつつ、本記事を終えます。