今回はアニメ「SPY×FAMILY SEASON2」の感想ですね。毎度のことながら、放送終わってからすっごい時間たって感想を投稿するという。しょうがないんです、感想を書くのって意外と時間かかるものなんですよ!
それでは、今回の心への旅に出かけましょう!
目次
- ヨルが殺し屋を続ける理由にフォーカスするとは!
- 不憫可愛いベッキーを応援せずにはいられない
- よりエンタメ要素が強くなったかな?
ヨルが殺し屋を続ける理由にフォーカスするとは!
今期はヨルの心情の変化が一番印象的だったように思います。ロイドたちと出会い、ある程度生活に困らない状態になってきたとき、彼女が自身が始めた「殺し屋」自体に疑問を持つのは当然だと思います。なぜなら、スタートはユーリを養うためという背に腹変えられぬ理由があったからですね。
でも、ユーリが成長して独り立ちを果たし(精神的にはまるで姉離れしていませんが……)、ヨル自身も疑似家族とはいえ、ある程度普通の暮らしを手に入れることができました。その時に「殺し屋」を続ける意味があるのか、自分に問いかけるのは自然なことだと思います。
さらに、自身が護衛することになるギャング一家がヨルの悩みを一層深いものにすることになります。幼い子どもを連れた母親が、普通の生活を望む。こちらもギャングゆえ、あらゆる人たちを排除してきたのに、最後には普通の生活を望むというのは、ある種わがままでありつつも、共感できてしまう部分もあります。「普通」に暮らすことにどれだけ価値があるか、ヨル自身も痛いほどわかっているはずです。
でも、ヨルは彼女と同じ道を選ぶことはありませんでした。むしろ、家族のために戦うことをやめない。自分自身は茨の道を進もうとも、愛するものたちが幸せに暮らすために。この選択が彼女とヨルの違いとなって現れるわけですね。ここら辺でヨルが家族生活をどう続けていくのか、一定の結論が出たのだと思います。ユーリは自分の手から離れても、今の自分の家族を守るという決断は長く続くことでしょう。
そうなると、やっぱり気になってくるのはロイドですね。彼もある程度家族を大事に思っているところはありますが、作戦のためという大きな理由はずっとあり続けることになります。ヨルのようにズバッと結論を出すのはもう少し先になりそうです。
不憫可愛いベッキーを応援せずにはいられない
さて、シーズン2はサブキャラクターたちにもある程度スポットが当てられておりますが、その中で私が個人的に気に入っているのはベッキーですね、うむ、可愛い。なぜ私が彼女を気に入っているかというと、まあ不憫可愛いからですね、うむ、可愛い。
なんかすごいロリっぽい私の中に挙動が見え隠れしますが、別にそういうアレではなく。この作品の本題から外れますが、子どもが抱く恋心がわりかしリアルに出ているなあ、と感心しているからです。
所詮、小学校に入ったばっかりの子が抱く恋心です。数年もすれば、思春期を迎えて、別の人を好きになる可能性は大いにあります。大人はそういうことを思うので、彼女の挙動を可愛く思ってしまうのです。
でも、本人からすれば、おそらく初めて抱く恋心。ドキドキが体に思いっきり出てしまうくらいには制御不能な自体に陥っているわけです。それくらい必死な彼女が、彼女の頭で精一杯あれこれ策を弄すのは、見ていてなかなかむず痒いと思いませんか? まあ、ベッキーが子どもっぽくて可愛いなと思うならあれですよ、帳を見てくださいよ。彼女は平気なフリしていますが、やっていることはほぼベッキーと同じですからね、報われない度合いも含めて。
確かにベッキーの方が人生経験が浅いことは否めません。しかし、好きな人のためにあれこれ考えて、実際にやってみて、いろいろ壁にぶち当たって、ということに大人も子どもも関係ないと思います。そういう努力がもろに見えてしまうところも含めて、私はベッキーのことが結構好きになってきました。うん、がんばれ、私はベッキーの味方だ! でも、不倫はさせちゃいかんぞ。
よりエンタメ要素が強くなったかな?
ということで、SPY×FAMILYのシーズン2の感想でした。飛ばし飛ばし見たからというのもありますが、このシーズンはちょっと感想薄いな、と我ながら思っています。なんというか、この作品のテーマが「擬似家族」という点で興味深かったのですが、結構エンタメ寄りで各話を作っているので、そこまで深く考察する必要がないのかな、という印象があります。
アニメ的にはかなり色々なところを工夫しているのが見受けられるのですが、この作品は心の旅というこのブログのコンセプトとはちょっと違った方向性になりつつあるのかもしれません。まあ、面白いのでね、なんだかんだ次のシーズンが出てきたら見てしまうと思います。