アニメ「ポプテピピック」の感想記事なのですが、端的に言うと今回のシーズンはつまらない……というか面白くなかったです。なぜそう感じてしまったのか、私なりの感想を書いていきます。
ポプテピピックは漫画原作で、「クソアニメ」を自称するギャグアニメです。原作は現在も連載中。
だいぶ前に第1期を放送して、結構話題になっていました。私も以前に記事としてまとめていますが、ものすごいパロディの集合体であり、かつ声優を派手に無駄遣いすることで話題をかっさらっていきました。感想記事にもある通り、私は第1期は結構面白がって見ておりました。
今回はその第2期であり、前回と同じく破天荒でハチャメチャな展開を期待していましたが、残念ながら第2期は私にとって面白いとは言えない作品でした。
なぜ面白くなかったかと言うと、今回は第1期よりもさらにニッチなネタに走りすぎてしまったからではないかと私は思います。
ニッチなネタが悪いわけではありません。ニッチなネタがわかる人にはとても刺さるし、ポプテピピックは、それが売りのアニメであると重々承知しています。しかし、 今回は私が元ネタをわかるほとんどありませんでした。私はゲームが好きなのですが、スクウェア・エニックスのコーナーですら全然理解ができませんでした。
ポプテピピック自身、「ニッチなネタに走りすぎると『はあ？』ってなる」と第1期の時にも自虐ネタで言っていました。ですので、自覚はあるはずなのです．自覚がありながら、よりニッチな方向に尖ってしまったあたりが悪い方向に作用してしまったように思いました。
このアニメは元ネタがわかる人と一緒に観るべきアニメだと私は感じました。今回私はAmazon Primeの配信で観ましたが、解説する人がいないと本当に何を言ってるのか全然わかりませんでした。もしネタがわかる友人と一緒に見ているのであれば、横で解説をしてくれるので、私にも面白さがわかった上だと思います。
しかし、友人と一緒に見るといっても、このアニメはパロディする幅もあまりに広く、かつニッチなので一人の友人ですべてを把握することは困難だと思います。ですので、浅く広く知っている人を呼ぶのではなくて、各ジャンルに精通した人をたくさん呼んで一緒に観るべきアニメだと思いました。
それができるのがニコニコ動画とか、そういうコメントがつくものだと思いますので、これは一人でじっくり観るアニメではないというのが私の結論です。
今回は、私にはあまり刺さらなかったので、このアニメを一人で観ることをお勧めいたしません。しかし、ゲームに詳しかったり、昔のドラマなどに詳しい人が、このアニメを観て楽しめることがあるかもしれません。
ニッチなことに走りすぎるというのは、楽しい人は楽しいんだろうけど、置いてきぼりになる人はとことん置いてけぼりなんだろうな、と改めて感じたアニメでした。
