アニメ感想

アニメ「葬送のフリーレン」 各話プチ感想【Now Watching】

アニメ「葬送のフリーレン」の毎週のプチ感想を書いていきます。私が見るたびに1話ずつ追加されますので、お楽しみに!

各話プチ感想

#01 冒険の終わり

これ、金曜ロードショーの枠で放送したんですか!? 時間の割に確かに映画のような濃い時間が流れていたと感じました。やっぱりそれは我々がヒンメルの立場でこの物語を見たからではないかなと思います。ヒンメルがおじいちゃんになって時の流れを振り返るときに、我々もそれと同じ時間を想起してしまうのでしょう。

でもフリーレンにとってはそれが百分の一の記憶でしかなく、同じ時間の流れを味わうことができない。マズシメルが思ったこと、感じたこと。それを辿る旅になることがこの話で明確に示されたと思います。

#02 別に魔法じゃなくたって…

第1話の流星のシーンでも思ったのですが、このアニメって結構ビジュアルに訴えかけるところが強いですよね。昨今のアニメにしてはなかなか珍しいことだと思います。この物語もまさにヒンメルが好きだった花を綺麗に咲かせるところにカタルシスがあり、それをどう描写するかが大事だと思うのです。そして、このアニメはそれを見事にやってのけた。素晴らしい仕事だと思います。

#03 人を殺す魔法

あ、第3話もこのビジュアル持ってくるあたり、結構私はこのアニメが描く風景描写が好きなんだな、と思わされました。これはこれとして、フリーレンがフェルンに贈り物をすることが素敵だなと思いました。ヒンメルの影響ではありますが、しっかりと彼の思いを辿っていることがわかる話で、素敵でした。

#04 魂の眠る地

天国は死者のためではなく、生者のためにある。生きる者にとってその方が都合がいい、というハイターの論理はなかなか的を射ていると思います。伊達に生臭坊主ではないですね。それがちゃんとアイゼンにも、そして後でわかりますがフリーレンにも影響を与えているあたり、ちゃんと仲間だったんだなあ、とよくわかる回でした。

#05 死者の幻影

この回は構成がなかなかエグいと思います。死者の魂と出会うためにオレオールに向かう決めた直後に、森で死者の幻影に出会ってしまうという。オレオールの方は本当にあるかもわからない伝説レベルですが、こちらの幻影は今自分の目の前に出ていますからね。フェルンのように揺らいでしまうのも無理はないと思います。

そしてシュタルク! 喋り方からして強い戦士という雰囲気を醸し出してはいないですが、実直に努力を積み重ねてきたことが最初からわかる演出は中々ニクいですね。

#06 村の英雄

そしてシュタルクが普通に強い! ものすごく強い! 私が想像していたような愚鈍な戦士の動きとは全然違って、スピーディーかつパワフルでした。一人でドラゴンを倒すなんてとんでもない。恐れを知ってなおこういう実力があるというのは、人間らしくもあり、同時に命を軽く見ていないことの表れでもあります。好感持てますねえ。

#07 おとぎ話のようなもの

魔族が初めて本格的に出てきましたね。正直、怖い。マジで怖い。言葉が通じるから少しでも分かり合えるのではないか、という期待を私もうっかり持ってしまったのですが、まさにその思い込みをぶち壊されました。それでもなお想いが通じるのではないか、と期待してしまう自分もいて、改めて言葉の怖さを思い知りました。

#08 葬送のフリーレン

ここでタイトル回収かぁ〜! フリーレンの異名の由来が普通に怖い。どんどん敵を葬り去るという意味だったんですね、マジで怖い。この回だけで見ると、フェルンとシュタルクが勝てる未来が全然見えないんですが、なんとかなるんですか!?

#09 断頭台のアウラ

うーん、なんでアウラだけこんなに小物臭がすごいんだろう……リュグナーの方が部下なのに大物感が溢れている……声優のせいか……。それはそれとして、この回ではっきりと魔族がヤバい奴らだということを自覚できました。アウラ、本当に人の心がわからない子なのね。

#10 強い魔法使い

フランメ理論が非常にわかりやすかったですねえ。しかし、本当にこの人は何者なんでしょうか? フリーレンですら1000年かかって彼女の領域に辿り着いているのか怪しいところがあるのに。

そして、フリーレンに一生をかけて魔族を欺くという使命を与えたことが、なかなか残酷な判断をするな、と思いました。彼女はそれで後悔をしていないとも言います。フリーレン自身、過去に仲間を殺されてしまった復讐の念があるとはいえ、キッツイですね。

#11 北側諸国の冬

子安とシュタルクの回でした!

#12 本物の勇者

勇者の剣が人を勇者たらしめるわけではない。成し遂げたことこそが人を勇者たらしめる。道具に依存する人への指摘なのかも。

そして、シュタルクの過去。ああ見えて地味にキッツい話だったけれど、兄や師匠から愛されて本当によかった。それにしても、想いは口にしないと本当に伝わらないものですね。